煎茶は、緑茶の一種ですが、蒸すという点で世界的でもまれに見るお茶です。
生産、消費ともほぼ日本に限られています。
品質としては、形状が細く針状のものを良とし、香気は特に一番茶新芽の新鮮な香りを保持したものが良いとされています。
70℃前後のお湯で淹れ、1〜2分浸出することで、甘みと苦み・渋みの調和がとれた美味しいお茶をいれることができます。
玉露(ぎょくろ)は、製造法上の分類としては煎茶の一種ですが、栽培方法に特徴あります。
玉露の原料となる茶葉は、収穫の前に被覆を施され、煎茶の旨味の原因とされるアミノ酸を増やすことで渋み減殺させます。
また、被覆により上品な香り(かぶせ香)が生まれます。
玉露は昔から高級品種として取り扱われております。
60℃程度の低温の湯で浸出することで、特徴ある甘みを活かした美味しいお茶に仕上がります。
海苔は日本独特の伝統食品として古くから親しまれてきました。
その歴史は古く紀元前から食べられていたことが「常陸風土記」に記述されています。
もちろん当時は養殖技術もなく天然に産するものだけを食していました。
平安時代には宮中への献上品として年貢として認めれていた海苔。
その時代の海苔がいかに貴重であったかを物語っています。
お正月のお雑煮に入れて「今年一年はばを利かす」という縁起ものです。
はばのりは、あぶるようにさっと火に当てて、緑色になれば焼き上がりです。
あまり焼きすぎると焦げるので注意します。(フライパンでから煎りする方法もあります。)
焼き上がったら、手でもんで崩し、お雑煮・うどん・そば等に入れると香り良く食せます。
長生村の一ッ松海岸の天然青のり(12月中旬〜1月)手作業で1枚ずつ板状にして天日干しして仕上げます。
天然物の為、自然に左右されやすく、希少価値が上がり、さらに高価で手に入りにくくなっています。
味と香りはとても良く「これが無いお正月なんて・・・」という方もいらっしゃる程です。
千葉の南房総地方独特のお正月の風物詩です。
上総地方では、古くから「はばのり」を使ったお雑煮が食されています。
焼いたはばのりと青のり、それに鰹節をほどよく混ぜ、おもちの入った醤油味の汁にふりかけて頂きます。
はばのり、青のりのだしがほどよく出て、さっぱりとした磯の香り豊かなお雑煮です。食が進むことまちがいありません。
房州は海藻の生育に適しているため、「本海藻長又」と「海藻角又」の生産品質が安定しています。
本海藻は一般に知られる海藻類とは違い、煮固めて食します。
海藻には、血圧を安定させる効果があり、満腹感が得られますが消化に良く、低カロリーなので、美容にも体にも良い栄養天然自然食品です。
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